建築といえば設計コンペ。
多くの場合、学生から実務者まで腕に自信のある人がプレゼンボードへの表現だけで戦います。
時間がかかるだけに最優秀賞に選ばれれば莫大な賞金が得られることも魅力の一つ。
この記事では学生にオススメの建築コンペを紹介していきます。
最高賞金200万円!学生コンペの「王様」ヒューリック学生アイデアコンペ
まずは不動産会社ヒューリックが主催しているアイデアコンペです。
賞金総額は500万円と、日本最大の建築学生コンペといっても過言ではないでしょう。
毎年大体3月ごろに応募登録開始、6~7月〆切で行われます。
多くはすでにヒューリック社が持っている土地をテーマとして、その地に合う建築を考え表現するという形のアイデアコンペです。
応募条件は学生であることのみで、A1サイズのプレゼンボードを提出する形式です。
最優秀賞200万円、優秀賞50万円と賞金額が大きく、毎年魅力的なCGパースが入賞しています。
2022年で10回目。力をつけて挑戦してみてはどうでしょうか??
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独創的な人はフルチャンス??ハーフェレデザインコンペ
照明メーカーハーフェレが行っている学生アイデアコンペです。
募集開始は4月、〆切は9月ごろです。
提出形式がA2ボード一枚と比較的挑戦しやすいことがメリットです。
またパースの美しさだけではなく、毎回独創的なアイデアが選ばれている印象があり、独創性に自信がある人は少し有利かもしれません。
最優秀賞は30万円、優秀賞は15万円。
今回も魅力的なお題です。ぜひ挑戦してみてください。
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提出はオンラインでOK!ウッドフレンズ住宅コンペ
名古屋市の不動産会社ウッドフレンズが主催する住宅コンペです。
このコンペの魅力はなんといってもデータ提出のみでプレゼンテーションボードの印刷・提出が不要なところでしょう。
しかもA2サイズでOK。
毎回木を使った住宅のテーマで一貫しており、比較的取り組みやすいコンペではないでしょうか。
学生の部と一般の部が分かれているところも安心して取り組みやすい要素です。
最優秀賞は40万円、優秀賞は5万円。
残念ながら2019年以降の開催要項は見当たらず、今後の予定は不明です。受賞作品はチェックしてみると参考になるかもしれませんね。
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フェーズフリー住宅デザインコンペ
こちらは不動産会社ではなくNPOフェーズフリー建築協会が主催している珍しいコンペです。
大賞が10万円、住宅賞が5万円と小さめのコンペですが、毎回一貫してフェーズフリーな住宅を設計する、というテーマで募集しており、難しいテーマではありますがじっくり考えて自信のあるものを提出してみてもいいかも??
もともとの住宅コンペは2020年以降は残念ながら開催されていないようですがフェーズフリーアワードとして2022年も開催されています。
ERI学生デザインコンペ
学生デザインコンペとしてERIホールディングスが主催する、最優秀賞50万円と比較的大きめのコンペです。
毎回おもしろいテーマを扱っている印象です。
2019年は以下のような募集文になっています。
AI、電子マネー、バイオテクノロジー、ドローン・・・。
人々の価値観やニーズ、情報と技術が
日々めまぐるしく変化し、多様化する現代社会。
昨日まで誰もが空想の中で思い描いていたものごとが、
ある日現実のものとしてその姿を現す。過去に偉業を成し遂げた先人達は、ときには大胆に、
常識破りの発想と行動力で既存の枠を超え、
非現実的と思われていた新たな価値を生み出してきた。建築もまた、価値観の多様化や技術の進歩とともに、
そこに生活する人々をワクワクさせるような
イノベーションを実現する可能性を秘めているはず。「UNREAL」の先にある、まだ見ぬ「REAL」へ。
今あるルールや空間を超えた、
心躍るような建築の可能性を表現してください。
2020年以降は開催が見送られているようです。
こちらで紹介した以外にもたくさんの建築のコンペがあります。
興味がある方は調べてみてください。
是非学生のうちにコンペに挑戦して力試しをしましょう!
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