この記事では、Photoshopを使った具体的なパースの製作手順について説明をします。
未経験でもプロになれる!専門スクールをチェック!
CG(コンピュータグラフィックス)の世界は、映画・テレビ・ゲーム・広告など幅広い業界で求められるスキルです。
未経験からプロを目指すなら、実績あるスクールでの学習が近道です。

Coloso(コロソ)|プロのスキルをそのまま吸収!動画講座で最短スキルアップ
視聴は無期限、1講座買い切り型なので、好きなときに何度でも学べます。
特にイラストやアニメーション、モーショングラフィックス分野で人気が高く、SNSでも話題の“ライブイラスト”技術など、即実践で使える内容が豊富です。
業界トップクラスの専門家のノウハウが学べる
Colosoをチェック
割引キャンペーンあり
デジハリ・オンラインスクール|就職もサポート!王道のCG講座
デジハリは、28年の運営実績と9万人以上の卒業生を輩出している実力派スクールです。
Maya・After Effects・3dsMaxなど、プロ現場で使われているCGツールを体系的に学べます。
添削・課題サポートに加え、クリエイターズオーディションなど就職支援も万全。
社会人や大学生の“学び直し”にも選ばれています。
挫折しない仕組みでしっかり学ぶ!
デジハリオンラインをチェック
無料相談を実施中
代々木アニメーション学院|アニメ×CGで実践力を磨く
代アニの3DCG学科は、MAYAやAfterEffectsなどを使った実践重視の授業が魅力。
全国の校舎で学べ、夜間・週末コースやオンラインにも対応。
アニメ制作会社のニーズに合わせた即戦力育成が強みで、卒業生の多くが業界で活躍中。
少人数制で個別対応にも優れており、初心者でも安心してステップアップできます。
最短でプロのCGクリエイターに!
代々木アニメーション学院をチェック
無料で資料請求!
気になったらまずは資料請求!
プロ志向におすすめ!3DCG・デザイン系スクール厳選3選【2025年版】
オススメNo.1:Coloso(コロソ)
第一線のクリエイターが直接指導!
圧倒的な情報量と実演解説で、イラスト・動画編集などのスキルをプロレベルに。講座は買い切り&無期限視聴で、マイペースに学べます。
オススメNo.2:デジハリ・オンラインスクール
プロ用ツールを本格的に習得!
Mayaや3ds Max、After Effectsなど業界標準ソフトを学べる通信制講座。就職サポート付きで未経験からの転職・副業にも強い。
オススメNo.3:代々木アニメーション学院
アニメ・3DCG業界で多数の卒業生が活躍!
現場使用のMAYAを活用したカリキュラムで、基礎から実践まで体系的に学べます。全国展開&通学+夜間対応も魅力。
Photoshopを使ったCGパースレタッチの手順
「 パース加工の際に、どこから加工すればいいのかわからない 」という声を聞くことが多いです。
基本的にはその人に合ったやり方を見つけるのがベストですが、ここでは人や家具などの細かい部分から加工するよりも、空などの背景から順番に仕上げていく方法をおすすめします。
ベースとなる素材から順番に加工していく事で、細かい修正に時間をかけず統一感のあるパースに仕上げる事ができます。
それでは具体的におおまかな流れを実際の加工に沿って説明していきます。
工程は大きく分けて以下の4ステップです。
- 空のレタッチ
- 背景・周辺の環境のレタッチ
- 建物のテクスチャーのレタッチ
- 人、その他添景のレタッチ
大まかにこの流れで加工していきます。
空のレタッチ
レンダリング後の画像を用意しました。こちらを加工します。
すでに空が入っていますが、この上から別の画像を重ねることでリアルに仕上げます。
空を加工する際は次の二つを常に意識します。
- パースを効かせる
- 太陽光の位置を把握し、光の強弱を施す
次に画像のようにトリミングを行います。これでひとまず画像に空が合成できました。
トリミング後は空の色を色相・彩度から調整します。
その後、光源の再現として青枠のように白色を追加します(ここではブラシツールで白を塗った後に、消しゴムツールで調整をしています。)。
またここでは割愛しますが、赤枠の部分には建物や木などを入れてあげると、奥行き感が出ます。
さらに、下の画像のように光源を強めたバージョンも作成してみましょう。
これもすべてブラシツールで加工可能です。
画像のように、標準的な丸ブラシを使って光の円を作る事ができます。また、光線の表現は、ブラシツールで直線を引くことで作成します。
ブラシツールを選択し、一度クリックした後に[shift]を押しながら、別の場所をクリックすると直線が引けます。
パースで表現したい時間帯によって、光の色や強さは変わってくるので、いろいろな時間を意識しながらパターンを作成する練習をしてみるといいでしょう。
背景・周辺の環境のレタッチ
次に背景・環境のレタッチに移ります。具体的な加工方法は下のリンクを参考にしてみてください。

今回は3箇所を加工しました。植栽や芝を入れる際の注意点は3つです。
- 陰影に矛盾が生じないように、光源を確認する
- そこで行われるアクティビティを想像しながら加工する
- 動線となる部分を確保する
建物のテクスチャのレタッチ
次は、建物にテクスチャを追加していきます。今回は鉄筋コンクリート造の建物風に仕上げます。
ここでコツとして、建物に対してテクスチャの画像が小さい場合は、一つの画像をコピー、拡大して使用する方法が挙げられます。
例として下記の画像を使用します。
コピーした画像を隣に増やしていく事で、大きなコンクリート画像を作る事ができます。
この手順を踏む事で、一個一個小さな画像を貼る必要が無い為非常に便利です。
テクスチャができたら、建物の側面、画像の赤枠部分にテクスチャを貼ります。
複雑な形をしているので、大きくしたテクスチャ画像を貼った後にトリミングする方法を行います。
まずは大きくしたテクスチャ画像をペーストします。
側面全体が埋まるくらいの大きさであれば理想的です。
ペーストはパースを効かせてから行います。このテクスチャだと少しわかりづらいですが、こうすることで模様に奥行きを出せます。
後はトリミングをしてから、陰影をつければ完成です。
この時に、焼き込みツール、または画像の乗算を使うと背後の影を浮き出す事が可能です。
以上の手順で、大まかに右側の建物だけを表面加工しました。
ポイントは、テクスチャにパースを効かせてから貼ること、焼き込みツールや乗算をかけることで自然な陰影とムラを与えることです。
テクスチャの合成は比較的簡単なので、様々な画像で練習してみるとよいでしょう。
人・その他の添景のレタッチ
最後に、人の合成を行います。
具体的な合成方法は下のリンクの記事に記載していますので、割愛します。

人を合成する際のポイントは、そのパースで何かしらのアクティビティが発生している場所に人を入れることです。こうすることでパースにメリハリをつける事が可能です。これはパースだけではなく、平面図・立面図・断面図の全てに共通している事なので、常に念頭に置いておきましょう。
まとめ
以上で、
- 空のレタッチ
- 背景・周辺の環境のレタッチ
- 建物のテクスチャのレタッチ
- 人・その他添景のレタッチ
基本的な4つの流れを踏まえた画像加工が終わりました。
他にも方法はあるかと思いますが、これら4つの流れさえ押さえておけば、きれいなパースを仕上げる事ができます。
ぜひ以上の手順を参考にトライしてみてください。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント
CGパースを勉強始めたばかりのものですが、
こちらのサイトにたどり着きました。
自分の勉強したいことがたくさん書かれており、参考にさせていただきたいと思っております。
ページ内にいくつか出てくる言葉で、パースを効かせるという表現がありますが、どのような状態のことになりますでしょうか?
画像では、変形ツールを使用して、赤の矢印の方向にパースを利かせています。
という表現や
ペーストはパースを効かせてから行います。このテクスチャだと少しわかりづらいですが、こうすることで模様に奥行きを出せます。
という表現や
ポイントは、テクスチャにパースを効かせてから貼ること、焼き込みツールや乗算をかけることで自然な陰影とムラを与えることです。
という表現がページ内にありました。
コメントいただきありがとうございます。また返信が遅くなってしまい失礼しました。
「パースを利かせる」という表現自体が適切かどうかは分からない部分もありますが、この場合で言えば、photoshop上でパースに合わせて素材を張り付けることを指しています。
例えば建物の側面は単純な四角形ではなく、消失点に向かっていくようないびつな四角形になっています。記事でも書かれている通り、photoshopの自由変形では4隅の位置を自由に変形することが可能です。
貼り付けたい面の四角形に合わせて変形させることを「パースを利かせる」と表現しているとお考え下さい。不明点あればまたご遠慮なくご質問いただければ幸いです。