ビジュアル化ノウハウ

Photoshopで画像のトリミングをする際の2つの有効な方法

ビジュアル化ノウハウ

PhotoshopでCGパースを作成する際には、いくつもの画像を合成するので、画像のトリミング作業が不可欠です。

使用する画像をwebの画像検索から探した時に、トリミング済みの画像(背景が透明なpng画像など)であれば問題無いのですが、背景も含まれるのが一般的。

そこで今回は、大きく、2パターンのトリミング方法をご紹介していきたいと思います。

この記事を読めば境界線が複雑な画像もきれいにトリミングできるようになります。

 

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自動選択ツールを使ったトリミング

一つめは[自動選択ツール]を使用したトリミング方法です。

机の画像のトリミング

はじめに、境界線がシンプルで、内観パースで使用機会の多い、机の画像をトリミングします。

このように、形がシンプルで境界(色の差)がはっきりしているものは、photoshopの[自動選択ツール]で比較的簡単にトリミングが可能です。

これは、トリミングを行う際に使用する一番基本的なツールです。

自動選択ツールは、クリックしたポイントの近似色の範囲を自動選択するので、上記の画像の様に色の明暗が明確に出ている画像の選択にとても有効です。

自動選択ツール(ショートカットは [W])で、上部パネルの許容値を変化させながら背景をクリックすると、背景部分が選択されていることが分かります。

ちなみに、許容値とは簡単に言うと「色の判断基準の度合い」を示しています。

許容値を0に近づければ繊細な、最大の255に近づければ曖昧な色の選択が可能です。

許容値は小さい値ほど繊細な選択が可能!

これは、後ほど「木」のトリミングで詳しく説明していきます。

分かりやすいように、色がついた背景に重ねると、画像が綺麗にトリミングされていることが分かります。

境界線がはっきりした画像のトリミングには自動選択ツール

 

木の画像のトリミング

この手順を木に応用していきます。

先ほどと同様に、自動選択ツールで背景部分を選択してみましょう。

許容値30

許容値を30に設定し、選択しましたが、葉と葉の間部分の背景が選択されていないのが分かります。

そのため、一個一個の空洞部分を[shift + クリック]で、追加していく方法もあるのですが、かなり時間がかかってしまいます。

ここではその手法は割愛します。

+
許容値200

次に、許容値を200に変えて選択をしてみましたが、この方法だと白と薄い緑の部分が一緒に選択されてしまいます。

つまり、背景を自動選択ツールで選択していく方法だと木が上手にトリミングできないことが分かりました。

では、葉っぱ部分に自動選択ツールを使用してみるとどうなるでしょうか。

今回は許容値を4段階に分けてテストを行い、また、トリミングの度合いが分かる様に、背景に色を入れました。

方法は、

①許容値を設定し、木の「葉」部分を選択。

木の葉の選択

選択範囲→選択範囲を反転をクリックする。

選択範囲の反転

③選択範囲が反転された状態で、deleteを行うと、余白部分が削除されます。

余白部分の削除

以上の方法で4パターンのテストを行ってみました。

[許容値50]

許容値50
許容値50では、選択される緑色の範囲が狭い為、スカスカの状態になってしまいました

[許容値100]

許容値100

[許容値150]

許容値150
先ほどよりは、選択されている箇所が増えていますね。

[許容値200]

許容値200

200になると、ほぼ選択されていると言えるでしょう。

元画像と比べると、多少選択がされていない部分がありますが、理想的なトリミングが出来たと言えますね。

先ほど説明した様に、許容値とは「色の判断基準の度合い」を示していますので、許容値を0に近づければ、より繊細な色

最大の255に近づければ曖昧な色の選択が可能です。

画像の様に、値を200に上げていけばいくほど、選択される緑の色の幅が広がっているのが分かります。

「許容値」を使うことで自動選択ツールでも繊細なトリミングが可能になる

 

チャンネルを利用したトリミング

自動選択ツールを使って繊細なトリミングも行えることがわかりました。

しかし、自動選択ツールは細かい部分で選択漏れが発生してしまう可能性があり、精度が求められるものには不向きです。

その場合にオススメしたいのが、チャンネルを利用したトリミングです。

画像はRGB(レッド.グリーン.ブルー)で構成されており、チャンネルを見れば分かる通り、それぞれの色のレイヤーが存在しています。

このチャンネルから選択範囲を設定して、画像をトリミングする方法を紹介致します。

チャンネルトリミング_1

各々のチャンネルを確認してみましょう。

「レッド」

チャンネル_レッド

「グリーン」

チャンネル_グリーン

「ブルー」

チャンネル_ブルー

レッド、グリーン、ブルーのチャンネルをチェックしてみると、ブルーチャンネルでの木の画像が一番、濃さがはっきりしているのが分かります。

このように、画像の明暗がはっきり分かれているチャンネルが画像の選択に有効なので、今回はブルーチャンネルで作業を進めていきたいと思います。

また作業を行う前に、念の為にチャンネルをコピーしておきましょう。

チャンネルのコピー

コピーしたいチャンネル(赤枠)をクリックしたまま、矢印部分に移動させてください。

チャンネルのコピー_2

ブルーチャンネルのコピーが出来ました。

ブルーのコピーレイヤーを選択し、レベル補正作業を行います[command+ L](WindowsではCtrl+L)

レベル補正

入力レベルの値を変化しましょう。すると、画像の陰影が濃くなり、より画像の明暗をはっきりと分けることができます。

入力レベルの値の変化

次に、赤枠で囲まれている部分を[command + クリック](WindowsではCtrl+クリック)し、選択した状態にします。

チャンネル内の画像選択

その状態のまま、「レイヤーパネル」に移動し、Altを押しながら右下の赤枠部分をクリックすると、下の画像の様な状態になります。

画像選択

ChannelTrimming_11

トリミングしたい画像のレイヤーが、上の様に変化しているかチェックしてください。

以上で先ほどと同様に、色がついた背景を重ねることで、画像のトリミングがされているか確認してみましょう。

ChannelTrimming_12

許容値200の画像と比べてみても、枝の部分などがより細かくトリミングがされていると言えます。

チャンネルを使うとより繊細なトリミングができるようになる

まとめ

この記事では、

  1. 自動選択ツールを使ったトリミング
  2. チャンネルを使ったトリミング

の二つを解説しました。

比較をしてみると、チャンネルを利用したトリミングの方が、より細かい範囲で、取りこぼしが無く作業を終えることができました。

複雑な画像であればあるほど、有効なので是非試してみてください。

ランドスケープパース製作の際は不可欠な手順なので、習得すれば楽に作業を進めることが出来ますね。

こちらも合わせてご覧ください。
Photoshopを使った建築CGパースのPostProductionの手順

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